１：３０	隊長目覚める。	隊長もの凄い寒さで目覚める。忙しいことだ。 副隊長ハセは、よく寝ている。 隊長、しょうがないのでルンペンストーブに火を点ける。 隊長「そうだ、トナカイの干物を作ろう。」とガンガンコークスをくべる。 しかし、トナカイはしぶとい。
２：００	隊長、朝食	干物作りに飽きた隊長は、腹が減ってきたので、飯を食うことにした。 夕べの残りを全てたいらげる。
２：４０	隊長一人で夜を楽しむ。	飯を食って暇になった隊長、今度は外に出て星を見ることにする。 今夜は月もなく、満天の星空。 快晴だ。天の川もハッキリと分かる。 一人で見るのはもったいないけど、一人占めもまた楽し。
３：３０	隊長就寝	隊長、夜を持て余して、また寝ることにする。 一階に敷いたシュラフに入る。 夜明けまではまだまだ時間がある。
５：００	副隊長の目覚ましが鳴る。	今日の予定は、５：００起床。６：００登山開始。 ご来光を拝むハズ。 副隊長の目覚ましが鳴ったが、隊長、寝たふりこく。 副隊長も寝たふりこく。 ？？？？。
７：３０	隊長・副隊長、起床	結局この時間に起床。 隊長、先日のスキーで痛めた左手首が腫れ上がり、痛む。 夕べから消炎・鎮痛剤を塗りまくっている。 「骨が折れたんだ」と騒ぎはじめる。
８：４０	藻琴山山頂目指して登山開始	山小屋の外に出ると快晴。清々しい。 木々は白い雪をまとい、ホワイトチョコレートのポッキーみたい。 「ハセ、山はええのう」振り返りハセを見ると、 ハセは、感動で目に涙を浮かべていた。 「初奴じゃ」
９：００	神遊びの丘	勝手に付けた名前なので、きっと隊長と副隊長しか分からないと思う。 つまり、小屋から真っ直ぐに登ると、ポカッと真っ平らな丘に出る。 ここがあまりにも神々しいところなので、「神遊びの丘」と名付けた。
１０：０５	藻琴山山頂着	山小屋から通常１時間もあればで登れるのに、随分とかかった。 「神遊びの丘」から直登すればよかったが、 雪が少なくブッシュがありそうに見えたので、 迂回したため時間がかかった。 山頂に登って「神遊びの丘」までのルートを確認すると 十分に登攀可能であった。 山頂で副隊長とツーショット。ちょっときもい。
１０：２５	下山開始	腹一杯景色を楽しんだ後、 という訳で「神遊びの丘」を目指して下山。
１０：３５	神遊びの丘	山頂直下のコルからここまでシールははずさずに下山。 「神遊びの丘」からシールをはずし、一気に山小屋まで。
１１：００	山小屋「銀嶺莊」着	山小屋に到着。帰りは早い。 神遊びの丘でシールはずしをしたので、 神遊びの丘からの実質的時間は１０分程度だと思う。
１１：３０	山小屋出発	山小屋で一休みして、荷物をザックにパッキングし、 お掃除をして、火の始末と確認をして小屋を出る。 ここからは、スキーで林道を滑っていくが、 傾斜がないため途中で結構止まる。
１１：４５	沢クロス地点で スノーモービルの集団と遭遇。	ここは、スノーモービル乗り入れ禁止地区のはず。 副隊長ハセ怒る。 隊長、心の中で「ありがたい。これでスキーの滑りも良くなる。」 とつぶやき手を合わせる。 副隊長は更に怒る。 隊長、一応うなづき相づちを打つ。 「あ〜あ　ありがたい。ありがたい。」
１２：１０	山園着	楽しかった山登も終わってしまった。 来年に夢を膨らませて、温泉にでも入って札幌に帰ろうぜ！ハセ！。

時　間	通過地点・ポイント名	備　　　　　　　　　　　　　　考
１１：００	山園林道の駐車地点	やって来ました、ほぼ一年振りに。 今回は副隊長ハセと二人きり。 ハセは２０�sのコークスを特製ソリで牽いて登る。 その勇姿に隊長感動。素晴らしい。
１２：１０	水道小屋	沢沿いに建てられている水道施設。 この小屋まであと５分というところで、 隊長忘れ物に気づき単独林道を引き返す。 トナカイは新雪の中でソリを牽いて戯れ、楽しんでいた。 それを見た隊長、心の中で手を合わす。
１２：４０	沢のクロス地点	それにしてもザックがクソ重い。 時間もたっぷりとかかっている。 今日は、藻琴山ということでかなりみくびって、 ザックに詰めるだけ持ってきた。 トナカイは相変わらず楽しそうだ。ドウドウ。
１３：５０	林道のヘアピンカーブ	やっとヘアピンカーブ。 今日は異常に長く感じる。 しかし、それは気のせいではない。 実際にたっぷりと時間がかかっている。
１４：１０	大山神社前広場	隊長かなりバテバテ。とっても珍しい。 しかし、ザックが重い。ここで10分の休憩。腹も減ってきた。 トナカイも疲れがみえる。餌をやろう。
１５：１０	七合目地点	七合目に行くのにちょいとショートカット。 トナカイはかなり疲れがみえる。 それを見た隊長「頑張れ！」と声だけ一応かけておく。
１５：２０	雪崩発生地点	七合目から１０分程行くと雪崩の危険のある場所がある。 小さいがデブリを確認できる。
１５：３０	林道終点　「銀嶺荘」着	やっとの思いで銀嶺荘に到着。 実に４時間30分もかかった。トナカイは活きが落ちた。 しかし、顔は白いが鼻が赤い。クリスマスは終わったばかりだ。 隊長、首を傾げ不思議がる。
１５：４０	小屋入り口の雪かき	隊長、果敢にブラックダイヤモンドのボブキャットで 銀嶺荘入口の雪かきをする。 ここの戸は外側に引くタイプ。 冬山では内引きでなければ、雪が降ったり、 屋根の雪が落ちたりすれば戸が開かなくなるのに、 とブツブツ言いながらハッチャキこく。
１６：００	小屋に入りストーブを焚く。	副隊長ハセ様のありがたさが身にしみる。 コークスはあったけぇ〜。 隊長、かなりバテバテ。
１６：２０	ランタンの火屋づくり	隊長、まだ陽のあるうちにお気に入りの スノーピークのランタンの火屋作りを始める。 この時、副隊長ハセは、よっぽと愛しいのか、コークスと戯れていた。
１６：４０	夕食準備	ぼちぼち晩飯の支度を始める。 隊長は、謎の晩飯２品。副隊長は、「豚シャブ」と「うどん」。
１８：３０	夕　食	ようやく出来上がり、隊長晩飯にありつく。 副隊長は、既に食っていた。人でなし。 隊長、自ら作った超豪華料理を、 おおらかにしかも大胆に副隊長に振る舞う。
２０：００	隊長就寝	隊長、妙に眠くなる。 副隊長に一服もられたか？謎は深まる。 隊長、二階の寝床にシュラフを敷き、寝る。 そのころ副隊長のそれは恐ろしい 「隊長乾物計画」は着々と進んでいた。
２２：３０	隊長、緊急避難	隊長、ものすごい暑さで目覚める。 ルンペンストーブは、赤々と燃え上がっていた。 危なく隊長は、乾物にされるとろを間一髪で気づき、九死に一生を得る。 隊長、一階に緊急避難しようと上体を起こすと、 いきなり両足の内ももをツル。 もの凄い悲鳴と形相。 その悲鳴が、谷間に響きこだまする。 いとをかし。